2022年の新作でキングセイコーをレギュラーモデルとして復活
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左上からSDKS001 SDKS003 SDKS005 SDKS007 SDKS009と5色展開しています。
2月18日の発売から遅れること半年の9月、今は無き新宿の小田急にてワインレッドのSDKS009を買いました。3ヵ月ほど経ったのでレビューをしてみたいと思います。
何故ワインレッドを選んだのかは単純にワイン色というかバーガンディーが好きなのと、ロレックスのオイスターパーペチュアルでも変わった色のダイヤルのモデルが値上がりしていたので、これももしかしてと思って選んだのですが、そもそもセイコーのレギュラーモデルで値上がりしてるのは見たことありませんね…
旧型オイスターパーペチュアルのレッドグレープに色合いが似てたのも良かったのかも
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値段は\180,000+税で\198,000。ケース径は37mmと多きすぎないのがGood、三針のみで日付無しなのが個人的にグッと来ました。
ムーブメントは6R31。6R31はプレサージュなどに搭載されているムーブメントで一部では使い捨てなどと呼ばれていました…。キングセイコーならグランドセイコーの9Sや以前の限定復刻キングセイコーの6Lムーブメントを載せて欲しいとも思いましたが、¥198,000で買えるモデルに高望みをしてはいけません。
日差は公式ホームページに+25~-15秒と書かれていましたが、この個体を計測したところ日差+1秒と精度も良かったです。
但し使用していて何だか進んでるなと思う事もあったので、タイムグラファーだけの数値が正しいとは限りません。
6振動とロービートですが、一応70時間パワーリザーブは持ちます。個人的には日付が無いのでパワーリザーブを削り振動数を増えして、精度を高めても良いんじゃないかと思いますが、そう易々といかないんでしょうかね。
ベルトは7連なのでフィット感は中々良い感じです。とあるところでは、この7連ベルトにお金を掛けているので6R31を搭載している他のモデルより高いんではないかと言っていましたが、その意見にも頷けます。
リューズと裏蓋にはキングセイコーの盾のマーク、限定モデルと違い金色では無いのは悲しいかな、コストカットだと思います。余談ですが、1日付けて外すと皮膚に盾マークの跡が結構クッキリと付きます。
細部をルーペで見てみると針の中心や先端を見ると若干粗いですが、値段にしては中々良い造りをしているのではないのでしょうか。
良く見ると文字盤KING SEIKOのGの下部に銀色の毛が混入していたのを発見しました。文字ど同色なので文字を書いてある時に入ったと思われますが、この価格帯なら仕方ないですね。(周りの白い斑点みたいなのはガラスについたゴミです。)
保証書は冊子タイプでアストロンやプレサージュと同タイプ。グランドセイコーやクレドールと違います。プレミアムカードっぽいのにも、プロレックス、アストロン、プレサージュプレザージュ(コメントでご指摘いただきました。)と書かれていたので、このモデルと同系列という位置付けでしょう。
箱も箱と呼んで良い代物では無く、ケースです。かなり時計を仕舞い辛いので、ここはどうにかして欲しい…。
ケースに高級感は無いです。
製造番号から2022年3月の製造だと思われますが、9月に買えたということは、あんまり売れていないのかも…
総評としては値段にしては、値段にして結構良い時計だと思います。ただキングセイコーと名前がついているので値段が倍ぐらいになってもよいのでもう少し拘りのあるモデルを造って欲しかったと思います。
そろそろ売ろうかとも思っていますが、半分の10万ぐらいになれば御の字かな?
プレサージュ→プレザージュ