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ロレックス デイトナ 16520 ポーセリンダイヤルについて詳しく解説

投稿日:2020年12月27日 更新日:

1988年、日本では昭和が終わろうとしている年に手巻きデイトナから自動巻きのデイトナにモデルチェンジします。当時はデイトナはさほど人気のあるモデルでは無かったそうです。やはりクォーツや自動巻きが人気だったのでしょう。ロレックスは自社でクロノグラフムーブメントを開発できなかったのでゼニス社のエルプリメロを改良したCal.4030を搭載し新たなデイトナを発表します。2000年に16520の幕を閉じますが、12年の間で8種類の文字盤のマイナーチェンジがありました。今回はその中でマーク1で最も価値の高いポーセリンダイヤルについて解説していきます。

image credit:bulangandsons.com

最初期の16520のダイヤルにはフローティングダイヤルと言われる「COSMOGRAPH」が上4行から切り離されている、所謂「段落ち」といわれる文字盤になります。その段落ちの中で白文字盤でのみ陶器のようなエナメル調の文字盤を持つものをポーセリンダイヤルと呼びます。

image credit:bulangandsons.com

シリアルでは「R」から「L6」まであります。(※R番でも段落ちMk-1の次の4行Mk-2もあるので全てではない)

ポーセリンダイヤルの特徴としては上にも書いた通りエナメル調で乳白色のような色をしています。文字盤のテキストにはコーティングのようなものがされており、斜めから見ると影が浮かび上がります。

image credit:bulangandsons.com

そしてセリフがあります。特徴的なのはROLEX以下の「E」です。

若干上に飛び出しており、この次のMk2文字盤ではこの特徴は見受けられません。

赤字の「DAYTONA」はその他の文字盤より若干明るい色になっています。それと当たり前ですが逆6です。

image credit:bulangandsons.com

ベゼルには200タキのベゼルが付きます。200タキのベゼルは年代に合っており1988~1989年初頭で使用されています。

image credit:swisstime40.com

16520自体値上がりしており中々手の届かない値段になっていますが、ポーセリンダイヤルはかなり高く1500~2000万ぐらいで売ってます。今後値段は上がっていくと思いますが、如何せん高すぎますね…

 

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