個人的にはマットダイヤルのほうが好きですが、値段、人気共々圧倒的にミラーダイヤルが上です。
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マットダイヤルは以前記事に書きました。
ミラーという言葉通り光っているのが特徴、文字やロゴがゴールド色でヴィンテージ感溢れます。
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ミラーダイヤルは経年劣化によりブラウン色に変化したトロピカルダイヤルというものが存在します。変化も個体それぞれで違いがあり、まばらに焼けていたり、半分だけ焼けていたりと、綺麗に変色しているものが少ないため、均一にブラウンに変色しているものは希少価値が高いです。
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1016の製造期間は1960年頃~1990年頃
マットダイヤルが67年~なのでミラーダイヤルは60~66年頃まで。ミラーダイヤルは大きく分けると2種類存在し、サークルミラーダイヤルとミラーダイヤルが存在します。海外ではサークルミラーダイヤルをGilt Chapter Ring Dial(ギルトチャプターリングダイヤル)、ミラーダイヤルはGilt Non Chapter Ring Dial(ギルトノンチャプターリングダイヤル)と言います。
ギルト=ミラー、チャプターリング=サークルですね。
image credit:www.hqmilton.com ↑サークルミラーダイヤル
目次
サークルミラーダイヤル 60-64年
サークルミラーダイヤルは4種類あり、初期のダイヤル以外年代によって分かれていません。これは予測ですが、製造された場所が違ったり、型が違ったりしたのかもしれません。
マーク1
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初期のダイヤル。”OCC”ダイヤル。6時位置の表記が「Officially Certified Chronometer」非常にレアで見かけることは殆どありません。以降のダイヤルでは「Superlative Chronometer Officially Certified」
マーク2
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マーク1に形が似ているため、Superlativeを付け足しただけの模様?
マーク3
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王冠にくびれがあります。文字が少し角ばってる印象。
マーク4
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王冠マークが縦長。それと特徴的なのが「6時ドット」6の下に蛍光塗料のドットが塗布されてます。
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市場に出てるのはこれが多い気がします。
サークルミラーダイヤルではCal.1560オンリー。60年頃の個体はバタフライローターが装着されているものがあります。
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またアンダーバーが付いたダイヤルが存在します。ラジウムからトリチウムの移行期間。
アンダーバーについての記事は↓
ミラーダイヤル 64-66年
シリアルでいうと7桁になったあたりから。種類は3種類。1年ごとに変わってる模様。
マーク1 64年
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アンダーバーが付いたダイヤルが存在する。サークルの付かないミラーダイヤルではマーク1だけ?
Cal.1560
マーク2 65年
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王冠くびれ。EXPLORERの”R”の文字の最後が短い
Cal.1560
マーク3 66年
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これもマーク2同様”R”の最後が短い
Cal.1560と1570の移行期。シリアルが15-頃からCal.1570
ミラーはサークル、ノンサークル共々短命な為生産数も少なく、希少性も高いです。短い期間の割に種類が豊富で覚えるのに苦労します…