今回は投資目的で時計を買う場合について初心者にも分かりやすくロレックスの相場についてや注意事項について解説していきます。
目次
円高になると相場が落ちやすい
ロレックス以外にも海外需要のある時計に関しては海外の通貨の価値が下がると相場も下がり傾向になります。逆に考えると円安になると相場が上がりやすくなります。また海外需要が少ない時計(あまりありませんが)は為替に影響されづらいです。ロレックスは国内外で非常に需要の多い時計なので為替の影響をモロに受けます。
急に値上がりしたモデルは要注意
何かの影響で短期間で急激に値上がりしたモデルは、基本的に値下がりします。ロレックスには限定品だったり本数が極端に少ないモデルが無い為です。
最近では116710LN、116610LVが挙げられます。
116710LN(2019年3月にディスコン)
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ディスコンになった瞬間に100-110万円程だった金額が170万円程度に急激な値上がりをしていますが右肩下がりになっています。最近新品の価格盛り返していますが、中古は130万円台ぐらいです。(ディスコンなので新品は高い)
116610LV(2020年9月にディスコン)
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こちらもディスコンになった瞬間に200万円から260万円に値上がりしていますが、見ての通り値下がりしています。
急激な値上がり前に購入するのは良いかもしれませんが、値上がり後に買うのはオススメしません。
新作が発表されてディスコンになったモデルは値上がりする
今年ではサブマリーナー、オイスターパーペチュアル、スカイドゥエラーetc…新作発表されましたが、ディスコンになったモデルは月並み値上がりしています。これは上記に記した「急に値上がりしたモデル」に共通し注意が必要ですが、値上がり前に買うコツもあります。今年のロレックス新作発表では発表の日付や時間を告知していました。その時間にロレックスのホームページに貼りついていて…発表された瞬間に買う。並行輸入店や中古を扱うお店などは発表された途端に値段を変えるのは難しいので、その瞬間を狙うのも一つの手です。
ゆっくりと値上がりするモデルは相場が下がりづらい
これは筆者の経験なので全てに当てはまるかと問われると何とも言えませんが、徐々に値上がりしている時計は急な値下がりは起きづらいです。
投資初心者にオススメなモデルとしては4桁リファレンスのデイトジャストやオイスターパーペチュアル、4桁or5桁リファレンスのエアキングやサンダーバードがオススメです。こちらに関しては徐々に値上がりしていますが、あまり高くない&生産終了して時間が経っている、点も挙げられます。生産終了して時間が経っているモデルは今後本数が少なくなっていくので必然的に値上がりが見込めるはずです。(じわじわと)
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※4桁リファレンスというのは1600、1601など桁数が4桁のもの、5桁リファレンスは14000、16264etc…
業者間の取引相場を見る
古物の免許が必要になりますが、「相場検索.com」というサイトで業者間で行われているオークションの値段、所謂”相場”を見ることができます。月額利用料や古物商が必要になり面倒な面もありますが、興味のある人は登録してみても面白いかもしれません。相場検索.com以外でも「日本時計オークション」や「ものばんくオークション」というサイトでも登録が必要ですが、相場を見ることができます。
(追記:法人でないと登録できないので個人でやってる人は無理です…すみません)
総評
時計を身に着けて楽しむのも良いですが、投資目的で購入するのも楽しいかもしれません。今現在はロレックスの相場は全体的に上がり傾向にありますので1本購入しておいても良いかもしれません。
それとスポーツモデルのアンティークについては初心者にはオススメはしません。高いのはもちろんですが、1部のパーツの年代があっていないものなどは値段が大きく下がる場合があるので知識が無い場合は手をださないのが賢明です。