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ロレックス エクスプローラー 1016 マットダイヤルの種類を解説

投稿日:2020年2月6日 更新日:

エクスプローラーの中でも非常に人気のある1016について調べてみます。

image credit:timeline.watch

製造期間は1960年頃~1990年頃と約30年のロングセラー品
マットダイヤルは67年~。E番まで存在します。

2020年2月時点で値段はすでに100万越え、ミラーダイヤルに関しては200~300万と高額。

マットダイヤル期は20年程度あるので、多くの種類があり、 マーク5とサービスダイヤルが存在するそうです。

追記:サークルミラーダイヤルやミラーダイヤルについて書きました

エクスプローラー 1016 ミラーダイヤル種類

 

・マーク1

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton

シリアル15xxxxx-35xxxxx(1965-72年頃)

カエルの手のような王冠が特徴的な通称フロッグレッグ。ちなみにフロッグレッグの初期にファットルミナスという個体が存在し369の書体が太くなってます。

image credit:H.Q.milton
↑ファットルミナス

比べると一目瞭然。ファットルミナスのほうがレアみたいですが、個人的には普通のほうが良いかな…ちなみに116660ディープシーのマーク1もこのフロッグレッグに少しだけ似てます。116660MK1ももしかして将来的にあがるかもしれないですね…

 

・マーク2

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton

シリアル21xxxxx-22xxxxx(1967年頃)

圧縮されたような王冠が特徴的。シリアル的にマーク1と年代が被っており、製造年が僅かなので個体自体は少ないです。
最終のミラーダイヤルの形にそっくりです。

image credit:H.Q.milton ↑ミラー

・マーク3

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton ↑36xxxxx

シリアル36xxxxx-41xxxxx(1973-74年頃)、80xxxxx-R,L番(1983-90年頃)

現在のロレックスに使われている王冠に似てきました。1970年代中盤と80年代からのものに使われています。70年代の初期のダイヤルでは夜光塗料が黄色に焼けている個体が多く、80年代のダイヤルは白っぽいものが多い印象。

image credit:H.Q.milton ↑R番

 

・マーク4

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton

シリアル40xxxxx-66xxxxx(1974-80年頃)

背の高い王冠が特徴。L番でもあるらしいですが、確認取れませんでした…。

 

・マーク5

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton

シリアル66xxxxx-R番(1980-88年頃)

オーソドックスなマーク3と若干にてますが、EXPLORERの”L”の位置で判別が容易いですね。(Pの延長線上にL)

 

・サービスダイヤル

image credit:ROLEX EXPLORER 1016

image credit:H.Q.milton

フロッグレッグと似てますが、マーク1と違い王冠にくびれがないです。ルミノバのサービスダイヤルも同じ形をしています。

サービスダイヤルと呼ばれていますが、トリチウムの文字盤は最終か後期に近い個体にも採用があるという説もあります。

 

中の機械も調べると、
Cal.1560は~65年頃
Cal.1570ハック無は65~72年頃
Cal.1570ハック付きは72年頃~
マーク3になった頃にはハック機能が付いたのかなと推測できます。(マーク1でもあるかも)
マットダイヤルにはCal.1570しか入っていないことになります。

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