ロレックスのムーブメントには少し変わった法則がありますのでご紹介したいと思います。
image credit:trovestar
Calが30から始まるムーブメントになったのは1980年頃ですかね?
(Qu〇〇kさんのWat〇〇pediaによると70年代後半からでした。)
30から始まるムーブメントは
Cal.3000
Cal.3035
Cal.3055
Cal.3075
Cal.3085
ですが、このムーブメントはリューズを左回り(下方向)に回すと時計回りに針が回ります。
【追記:3085は右回り(上方向)でした…短針回すのは左回り(下方向) 3185の短針回すのは右回り(上方向) 】
逆にCalが31から始まる30系の次世代ムーブメントは逆方向、右回り(上方向)になります。
31から始まるムーブメントは
Cal.3130
Cal.3135
Cal.3155
Cal.3175
Cal.3185
Cal.3186
Cal.3131
Cal.3132
Cal.3136
Cal.3156
結構多いな…
これがわかって何になるんだよと思いますが、ムーブメントを見分けるようになります。
例えばですが、サブマリーナーのRef16800(168000)と16610の切り替わり頃では、見た目の違いが無いです。ですが、搭載されるムーブメントは16800ではCal.3035、16610ではCal.3135です。なのでリューズを回して左回りで針が時計回りに回るなら16800(16800)、逆なら16610と見分けることができるわけです。(ベルト外せよというのは禁句です。)
なので外見の違いがなくマイナーチェンジされたモデルはこれで見分けることができます。
他にも
16550 16570
16660 16600
16750 16700
16760 16710(これは一応外見で分かります)
14060 14060M
14000 14000M
これぐらいですかね?他にもあるかも
ちなみにデイトナのCal.4030(エルプリメロ)は左回り、Cal.4130は右回りになっています。
それと最近のCal.3235、3285、3255は左回りに代わっています。
レディースでは逆になっていまして、Cal.30系と同時期のCal.2135ではリューズを右回り(上方向)に回すと時計回りに針が回ります。逆に次世代のCal.2235では左回り(下方向)で時計回りになります。
これにより
69173 79173
68273 78273
などを見分けることができます。
ですが、2235の次世代ムーブメントのCal.2236は2235と同じく左回り(下方向)で時計回りになります。
ロレックスも何か規則性を持たせているんでしょうかね?
結構どうしようなもない知識ですが、豆知識程度には使えるんじゃないかと思いますが、どうでしょうか?
30系以前のCal.1570は左回り(下方向)で時計回りになってるんで、他もそのはず…?