パテックフィリップ

パテックフィリップ ノーチラスの歴代モデル 1976~2005年

投稿日:2020年6月8日 更新日:

ジェラルド・ジェンタ氏によりデザインされたパテックフィリップのアイコン的存在であるノーチラス。同じくジェラルド・ジェンタがデザインしたAPのロイヤルオークの4年後に発表されます。ライバル会社同士で同じデザイナーがデザインのは珍しいですね。

image credit:www.uhrenkosmos.com

ノーチラスのコンセプトは船の小窓である「舷窓」をモチーフに作られます。横の出っ張りがヒンジ連想させてるらしいですが、あんまり思い浮かばないような…。角ばりはあまりなく丸みを帯びてます。

個人的にはあんまり好きなモデルではないですが、かなり人気のあるモデル。芸人さんとかよく着けてるイメージ?

クォーツモデルは一応書いてますが、かなり端折ってます。すみません

3700(1976-90)

image credit:yahoo.aleado.com

初代ノーチラス。

サイズは当時としてはかなり大きい42mm。「ジャンボ」というニックネームが」付けられます。反してケース厚は7.6mmと薄型。この年代はデカい薄型が流行ってたんでしょうかね?防水性能は120m。
ダイヤルは黒、後年に青と白が追加されます。

ムーブメントはCal.28-255 C

image credit:www.timeandwatches.com

ベースはジャガールクルト920、ロイヤルオークの記事にも書きましたが、ルクルトの時計では使われたことがなく、世界三大時計のパテックフィリップ、ヴァシュロンコンスタンタン、オーデマピゲで使われた唯一のムーブメントであります。まあルクルトは凄いってことです。36石の19,800振動、パワーリザーブが40時間。
あとジャイロマックスがついてます。

ブレスレットがマイナーチャンジされており、1982年以降はバックル側が細くなります。(18mmから16mmへ)※ケース側は同じ

image credit:monochrome-watches.com

3700/1が1976-82年
3700/11が82年以降

生産数もTimezone.comで把握されてます。(本数はおおよそ)
3700-1A(デカブレス,SS)…3500
3700-11A(細ブレス,SS)…1300
3700-1AJ(デカブレス,SS&YG)…600
3700-11AJ(細ブレス,SS&YG)…300
3700-1J&3700-11J(YG)…1500
3700-1G&3700-11G(WG)…65
3700-1P(PT)…1

1本だけの3700-1Pは2013年クリスティーズ783,750スイスフランで販売されてます。

image credit:monochrome-watches.com

2013年のスイスフランが105円ぐらいだから…8000万ぐらい!??1本限定のノーチラスと考えると妥当な金額なのかな…?

4700(1980-2005)レディース

image credit:swisstimebuyers.com

27mmクォーツ
Cal.E19 C

3800(1981-2005)

image credit:www.hqmilton.com

3700がデカく当時は結構不評だったために3800は小さくなりました。37.5mm
サイズダウンしましたが、ケースの基本構造は変わってません。防水も120m

ムーブメントは自社製のCal.335 SCに変更。秒針がプラスされます。

image credit:www.timeandwatches.com

振動数が28,800に大幅アップしましたが、耐久性、パワーリザーブ、精度的に評判の良くないムーブメントだったため92年にCal.330 SCに置き換わります。330 SCは21,600振動。

1996年に新たな文字盤が導入されます。

image credit:www.pinterest.jp

文字盤は水平エンボスでなくマットなブラック、インデックスはローマ数字、針はリーフ針に、ミニッツトラックも付きます。案の定評判は良くなかったみたいですね…

3900(1984-98)ボーイズ

image credit:global.rakuten.com

33mmクォーツ
Cal.E23/51
4700は秒針がないがこちらは有

3710(1998-2005)

image credit:global.rakuten.com

3700の後継モデル(って言っていいのかな?)。ケース径が42mmのジャンボが8年振りに復活します。文字盤は3800の後半に似ていてローマ数字のミニッツトラック付き、針がリーフ針じゃなくてバトン針なのが良いですね。12時位置にパワーリザーブが付いて、秒針も付きます。

ムーブメントはCal.330 SC IZR。3800で搭載されてた330 SCにパワーリザーブが付いたもの。IZRがパワーリザーブの略ですね。

ステンレスモデルで黒文字盤しかないです。

3711(2004-2005)

image credit:www.mmcriviera.com

水平エンボスの文字盤が戻ってきました。ケース径は42m。3710により一応ジャンボが復活したわけですが、文字盤が違います。しかし3711は水平エンボスの文字盤を再現しています。ただしステンレスモデルが生産されずホワイトゴールド、1年間のみの生産になってます(3711/1G-001)。ケース厚が9.4mmと若干厚めに

image credit:www.acollectedman.com

金無垢なので金の刻印もバックルに入ってます。

image credit:www.acollectedman.com

ノーチラスで初めてシースルーバックが採用されたモデルです。

ムーブメントはCal.315 SC
330 SCと似ているが、シリコン製のガンギ車とセラミックのベアリングが採用されます。これも21,600振動。

生産年数がわずかなため値段がかなり高いぞ。

3712(2005)

image credit:www.amazon.co.jp

1年経たずに生産終了したプチコンプリケーション。翌年に30周年記念に5711等、色々とラインナップが変更されたため5712に変わるので3711共々少しかわいそうなモデル。
ケース径は42mm

ムーブメントはCal.240 PS IRM C LU。プチコンプリケーションのため英語が色々とついてます。Cal.240は3712以前ではカラトラバなんかでも使われてます。

image credit:www.europeanwatch.com

総生産数は500程度、3711より高いかと思いきや、そうでもない模様。やっぱ金だからか?

 

続きは…パテックフィリップ 2006年~ノーチラス全モデル一覧

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