パテックフィリップは1997年、ノーチラスの廉価版という位置付けでアクアノートが発売されます。
ノーチラスのデザインに影響を受けていますが、ジェラルドジェンダデザインではなく、ノーチラスのような面倒くさそうなケース構成でもなく、基本的にラバーストラップが装着されます。
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デザインは、スタイリッシュさはあんまりありませんが、ノーチラスに比べるとスポーティーさが強いです。個人的にはアラビア数字を消すとちょっとカッコ良くなるんじゃないかと思ってますが、それじゃあアクアノートでは無くなりますね…
文字盤はチョコレートのようなブロックが突起したエンボス加工が施されます。
そして特徴の1つであるラバーストラップです。
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海水や紫外線、バクテリアに強いコンポジット素材を採用した「トロピカルバンド」、切らないと使えないのが玉に瑕ですが。
パテックフィリップで初めてラバーストラップを装着したモデルがアクアノートです。
目次
5060A(1997-)
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アクアノートの始まりである1stモデル。
ケースサイズは35.6mm、当時のノーチラスより一回り小さいです。
スクリューバックの裏蓋ですが、防水性はノーチラス3800と同じく120m
ムーブメントはCal.330SC
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振動数は21,600のパワーリザーブ48時間。3.5mmと薄型ムーブメントで21金のローターが付きます。シースルーではないので見ることはできませんが、流石はパテックフィリップと言ったところですか、巧妙に仕上げています。
生産終了年数は不明ですが1-2年程度?と言われています。正確には限定の公表はされていませんが生産本数は後述するイエローゴールドモデルと合わせて1000本と言われています。
またブレスレットタイプもありますが、ノーチラスとは違い全体的に光沢があります。(何だか微妙に安っぽいんですよね…やっぱアクアノートはラバーかな?)
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5060J
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イエローゴールドモデル
5060Aと共に初期モデルとして登場しますが、実際にはアクアノートという名前はついていなかったそうです。ノーチラスの1モデルとして言及されており、5060Aの前身になっています。
文字盤は3800で96年頃に登場したリーフ針、ローマ数字、トラックミニッツ仕様で、ノーチラスの繋がりが出ています。
白文字盤もありますが、こちらもノーチラスと同じような文字盤が使われます。
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どちらともラバーストラップではなくレザーベルトを装着しています。
5060Jは2002年に生産が終了したと言われています。
シースルーバックモデルも出ています。
5066(1998-2006)
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5060の後継モデル。ケースサイズは5060と同じく35.6mm
ムーブメントもCal.330SC
ほぼ5060と同じに見えますが、シースルーバックが導入されます。
image credit:www.hqmilton.com/timepieces/l3wl5woe/patek-philippe-36mm-aquanaut-5066a-001-A2096
5066A SSラバー
5066/1A SSブレス
5066J YGラバー
5066/1J YGブレス
5065(1998-2006)
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ジャンボの名前を持つノーチラス。でかいのだろうかと思いきや38mmサイズ。1998年ではデカかったそうで…5060と同じくサファイアのシースルーバック。
ムーブメントはCal.315SC
image credit:www.hqmilton.com/timepieces/eoer8g04/2004-patek-philippe-aquanaut-5065a-6781
基本的にCal.330と同じです。
5065A SSラバー
5065/1A SSブレス
5065J YGラバー
5065/1J YGブレス
5064(1998-2006)
image credit:www.acewatch.com/product/patek-philippe-aquanaut-5064a-001-36mm/
クォーツモデルでケースサイズは34mm。
ムーブメントはCal.E23SC
4960Aが1998年
5067Aが2004年から登場しますが、すみません、端折ります。
こうして見ると5060J以外全部同じ顔ですね。
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