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パテックフィリップ カラトラバ 96シリーズの歴史を解説!!

投稿日:2020年3月11日 更新日:

96とはパテックフィリップ、カラトラバの最初のリファレンス。1932年に誕生します。
カラトラバといえばシンプルかつドレッシーな時計で有名ですが、手巻き3針の96は代々受け継がれていってます。その96シリーズを辿ってみました。

ちなみにカラトラバとは12世紀スペインで活躍した「カラトラバ騎士団」から由来します。

image credit:madmonarchist

騎士団から名前取るとか中二病くさい気もしなくもないですが…
この騎士団の紋章である「カラトラバ十字」がパテックフィリップのロゴにもなってます。

Ref.96

image credit:brandizzi

カラトラバを語る上では外せない原点。今なおデザインに大きな変化はないです。直径30mmケース厚9mmと現代では小ぶりなサイズ。時計を時間を知るために造り無駄な装飾をしないシンプルイズベストな時計です、一度は所有してみたいぞ 🙄
初出は1932年。当時は懐中時計から腕時計に移行時期でカルティエの「タンク」、ロレックスの「オイスター」と並び、腕時計のデザインの元祖なんて呼ばれてるらしいです。生産終了したのが1973年と40年も続いたロングセラーモデル。
パテックフィリップで初のリファレンス導入したモデルとしても知られてます。

image credit:hqmilton

横からだとこのような形状
ラグ穴あり、写真の時計のリューズにカラトラバ十字はありません。カラトラバ十字が入ったのは50年代ぐらいの模様リューズ下に金無垢印

裏蓋の形状

image credit:hqmilton

96とシリアル、金無垢の印などが刻印されてます。この時代なので、こじ開け式

 

ムーブメントは生産当初、ジャガールクルトのムーブメントを搭載していましたが、1934年にCal.12-120を搭載します。
ルクルトムーブメントのCalが何だったのか調べたんですがわからず…

・Cal.12-120

image credit:urdelar

1934-50年頃
振動数18,000。ブリッジがウェーブ状に曲がってます。年代にしては凄く凝った造りをしています。

・Cal.12-400

image credit:time2timepiece

1950-61年 ジュネーブシールが彫られています。
Cal.12-120に耐震性を加え実用性の改善を図ったムーブメント。振動数は18,000。
96以外にも多くのモデルに搭載されてます。外周に面取りがされてるのがポイント

・Cal.27-AM400

image credit:pinterest

1961-73年
AMとはAntiMagnetic、耐磁性に優れているムーブメント。振動数も19,800にアップし精度の底上げも行われています。このムーブメントの後半からジャイロマックス・テンプに変更されてます。
自動巻きも多く生産されていた頃で時代の波に負け73年で幕を閉じます。このムーブメント時も生産数自体少なかったみたいです。耐磁性に優れるといっても当時としてはオーバースペックだったんですかね?ロレックスのミルガウスも人気なかったみたいですし…悲しきかな…

 

40年も生産されてたので色んな種類があります。

・ブレゲ数字

image credit:phillips

やはりブレゲ数字は格好いいです。

・ステンレス

image credit:phillips

ステンレスモデルは非常にレアで金無垢より高いです。

・プラチナ ダイヤモンド

image credit:onbehalf

 

あとピンクゴールドもそれなりにレアです。この年代の時計でピンクゴールドは全部レアですが…
コンビのモデルもあるらしいのですが、写真は見つからなかったです。幻のモデルかな?

・96SC

image credit:onbehalf

センターセコンドモデル。個人的にはスモセコのほうが良いかと思います。センターセコンドになったためムーブメントも変更になりCal.12SC
後のRef.5296で再現されたモデルがでます。自動巻きですが…
SCとはSector dailの略。セクターダイヤルとは円形で放射状の模様がついてる文字盤の事です。

Ref.2545

image credit:newsbeezer

リファレンスに96の数字が入っていませんが、96系統を引き継いでるモデル
1954年~製造。1960年代には生産終了してるという96生産中に廃盤になったモデルです。
96からケース径を30mmから32mmにサイズアップし防水性をプラスしてます。ムーブメントは96中期と同じCal.12-400。耐震性、防水性に優れた当時としては使い勝手の良い時計です。

image credit:newsbeezer

横から見るとラグ穴は無し。ラグ穴あったほうがアンティーク感あって好きなんですが耐久性を重視した模様。ケースはベゼルをラグを一体化したツーピースケースに変更。裏蓋は防水性を高めたスクリューバック。

 

Ref.3796

image credit:brandizzi

おそらくカラトラバの中でもかなり人気がある(日本でだけ?)であろう3796。個人的にもかなり好きなモデルです。製造期間は1982-2000年。ケース径は96とほぼ同じ30.5mm。

ムーブメントはCal.215PS

image credit:watchbase

振動数は28,800、18石、パワーリザーブ44時間、ジャイロマックス・テンプを装備してます。ムーブメントの直径はかなり小型で21.9mm(Cal.12-400は26.7mm)なためスモールセコンドが中央に寄ってます。

image credit:iconeek

ちなみに、この215ですが、4種類あります。
・215…2針
・215PS…スモセコ
・215PS FUS 24H…GMT
・215 PS LU…ムーンフェイズ
215搭載の2針モデルってどんなのあるか調べてみたらこのようなモデルがでてきました。

image credit:watchbase

Ref.4895G-001

かなりゴージャスです。

 

image credit:sekaimon

ラグ穴ありに戻ります。

image credit:iconeek

こじ開け式。金の刻印が彫られてます。

image credit:iconeek

裏蓋中身はこのような感じです。

 

・3796S

image credit:ppts

日本で人気があるモデルのため日本限定で特別仕様のモデルがでてます。
ホワイトゴールドケースにコッパー色のダイヤル、シースルーでCal.215が拝見できます。

image credit:ppts

・3796G-018

image credit:ppts

こちらも日本限定。12時位置の3連ダイヤと各インデックスにダイヤを配置。

 

Ref.5196

image credit:watchnoble

3796の後継モデルとして2004年に登場。ケースサイズが37mmと大幅にアップ。
ムーブメントは3796と同じCal.215PSを搭載しているため、スモールセコンドは更に中央によってます。
中身をみると周りがかなり空いてます。

image credit:rwg

 

image credit:parkersjewellers

ラグ穴は無くなってます。

image credit:watchtrader

裏蓋はピカピカの鏡面仕上げに変更。

 

・5196P

プラチナモデルは他のケースとダイヤルの仕様が変わってます。

image credit:jaztime

Ref.570のスモセコモデルにも同じようなダイヤルがあります。

image credit:chronosfinetime

針はドルフィンではなくリーフ針。ケース6時位置にはホワイトゴールドと差別化を図るためダイヤモンドを配置。

image credit:watchprosite

 

“パテックフィリップ パーペチュアルカレンダーの歴史、歴代モデルを解説”

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