ロレックスのクォーツは1970年代~2000年頃まで生産されました。(結構長い事作られてましたね)
その初期の1970~72年の約2年間のみ1000本だけ生産されたベータ版クォーツ「5100」というモデルが存在します。
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「QUARTZ」だけというシンプルな文字盤が少し味気ないですが、角ばったデザインは後のオイスタークォーツに引き継がれています。
イエローゴールドとホワイトゴールドのみの生産で、SSモデルを作らなかったのは高級路線で行くつもりだったのかもしれないです。ちなみにロレックスで初のサファイアガラスを採用したモデルでもあります。
ダイヤルには色々と種類があるらしく
・シャンパン
・シルバー
・ブラック
・ブルー
を確認しました。
ダイヤインデックスのモデルも存在します。
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1000本だけのモデルに多くのバリエーションが存在しますが、プロトタイプということで色々試してたのでしょうか?
ムーブメントはCal.Beta21
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一昔前の機械という感じがします。ちなみに次のモデル、オイスタークォーツのムーブメントは
image credit:beckertime Cal.5035
Cal.5035に比べると少しチャチな感じが…?
しかしベータ版の凄いところは針の動きです!!通常クォーツでは秒針がカチコチと1秒単位で動きますが、ベータ版はクォーツ時計としてはかなり珍しい機械式と同じようなスムーズな動き(スイープ運針)をします。現在だとブローバのプレジョニストがクォーツながらスイープ運針なので気になったら調べてください。
ただ実際には針を細かく動かすことでスムーズに見せているみたいで、この細かく動かすのは動力を多く使うらしく電池の寿命も短くなります。…このロレックスはどうだったかわかりませんが、オイスタークォーツがカチコチ(ステップ運針と言います)と動いているのを見ると、当時の技術ではクォーツのスイープ運針は失敗だったのかもしれません…?
実際に動いている動画があるので貼っておきます。
Chrono24を見ると23本出品されてます。
2020年2月現在では200万前後で取引されてます。ホワイトゴールドは1本のみで900万越えと、ホワイトゴールドのほうが希少な模様。
それと面白い画像も見つけました。
image credit:watchtime
「Rolex FAN model」と書かれていたので偽物、正式な時計ではないようですが、SFものにでてくるようなデザインは個人的に好きです。針がピンク色のレーダーみたいになってますね。今後このようなモデルは絶対出さないでしょうが…。